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2017年05月16日

U−19 自分の産んだ奇跡の産物をないがしろにするスタイル


支持率80%以上!
16年間ほど総理大臣を務め続け、国民から愛される総理大臣。
その名も、四季大和!

この人を主人公にした方が良かったんじゃね!?

と思うようなキャラです。
精気漲り覇気を持ち、曲者だらけの集団をまとめあげ、無能力者でありながらチートじみた能力者に知恵と胆力で勝ち、不敵な笑みも浮かべ、その心には第二次世界大戦のリベンジマッチという真っ赤な野望。

……え? これが敵なんですかって? そうです。U−19ではこれが敵です。
いやあ、最初の敵が担任教師で、ラスボスは総理大臣! どんだけペルソナ5大好きなんだよと……。意識しすぎでしょこの配役。あれですか? 連載続くのであれば個展開く絵師や、渋谷の王(蠅)やらを出すつもりだったのかと思うような配役。

最早ガレージキッドを壊滅させる立役者になっている主人公。このままだとシャーロット路線になってしまいますが、いや、UFO出たから20世紀少年路線ですね!
いつもの私は、やけくそのように怒涛の設定出すマンガの悉くは見ていて思うのが「もっと早く出せばよかったのに」ですが、この漫画には「あー……うん」ですね。

理由としてはこの作者様、自分の生み出したキャラをストーリーの都合で捻じ曲げることが分かっているので全く期待できないのですよ。
前述した魅力的ラスボスの総理大臣四季大和も、今週号で単なる下衆になり下がりましたからね。なんなんでしょうか、折角読者が面白いと言っているのに、その意見を考察するまでもなくガン無視して「俺の作る物語はこうじゃないんだ」と駄々こねて意地になって物語を描いているように感じます。

総理が出て面白くなっている(気がする)U−19。魅力的キャラとは偶発的に生まれてしまうものです。例えば一番身近なのは、【青春兵器ナンバーワン】でしょう。最序盤の最下位付近から、最新話では見事中堅ギャグマンガに昇格されました。
理由としては、【ハチ】でしょう。そして【ゴロー】です。
作者が足向けて眠れないほど、この漫画を人気漫画までの仕上げた最重要要素。

「このキャラの活躍が見たい」

というのは作品に対する読者の一種のアプローチです。ソシャゲもそうでしょう、糞ゲーだけどこのキャラのために頑張る、リズム苦手だけどこのアイドル可愛いなど、キャラ目当てで漫画を読む人もいるはずです。

私はこの四季大和総理目当てに最近読んでいました(どうせクズになるとわかっていても)。
何故なら主人公に全く共感も出来なければ、身勝手で無知な姿勢に腹が立つからです。

きっと作者が描きたかった漫画の主人公だったのではないかと勘ぐってしまいそうなほど完成度の高いキャラクターでした。第二次世界大戦のリベンジマッチというのも、中々描こうと思って出る発想じゃあない真っ赤なものです。(もっとも、ここまで赤い思想を少年誌でやるリスクは相当高いですけど)


自分の作り出した大人党が世論も何もかもかっさらい、与党一強から総理大臣に。
そして明かされる野望。研究、開発、憎き米を滅ぼすための準備をし、開戦の火蓋を切る!
そういう痛快戦争物語をやりたい場合は当然他紙です。
まあ最も、描きたいのは主人公とヒロインのラブロマンスと、「今の若者ガンバレ!」という熱いエールなのでしょう。敵が魅力的過ぎて困る場合は敵を単なる外道にすればいい。そんな発想が透けて見えてしまう。

最終回まで付き合いますが、ロクでもない終わり方になる未来しか見えないのは残念の一言です。
posted by ずばのろ at 22:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | U19(完) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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