くぅ〜www疲れましたwww
これにてドロンさせていただきます!
守「これどうやって収集付けるんだろな」

ゆらぎ荘の幽奈さん 8 (ジャンプコミックス) -
あらすじ
どうにか厳しい猛特訓を乗り越えて、有名人目白押しのフェスに挑む素人集団ゆらぎ一派!
しかし現実は甘くない! 桃源郷から一歩出た先は美少女補正の利かない現実です! これが現実!
悪いことはさらに重なり幽体へと還ってしまった幽奈さんの、明日はどっちだ!?
展開巻きすぎぃ!!? いや、展開が速いのは良いんだよ!?
ブラクロだって展開の速さと勢いで全てを置き去りにする感じがウケているんだから!
でも今回のシリーズはメンバー集めとか練習とか、もっと掘り下げてもいいところとか、
掘り下げるべきところとかを完全にすっ飛ばしているのがやばい。
守「何というか、勝っても負けてもカタルシスを感じられそうにないんだよな今回のフェスは」
敵は美少女3人トゥインクルス!
圧倒的なパフォーマンスとかでファンに、笑顔を……!届ける凄腕。
こっちは参加動機も焚きつけられ方も、少しどころかかなり弱い。
いっそ単行本1冊使い切るくらいの長編を見越した造りにすれば、敵味方双方ともにキャラクターの魅力発掘できるのに。
言っとくけど俺トゥインクルスのキャラ名誰一人覚えてないからね? どういう子か全くわからないんだもんよ。
守「3人揃って【トゥインクルス】だからな。個々人の名前はあっても、印象に残りづらい」
というか今回全く呼ばれてないからわからないのは当たり前だった。
ゆらぎ荘は人気も盤石で、アニメ化も決まったから腰を落としてじっくりと長編描いても問題ないんだよ。
(新連載がいきなり長編やるのはかなりリスキー)
勉強との差別化も図れているし。
守「人気は後発の勉強がかなり順風満帆で怖いくらいだがな」
キャラに平等に出番あるし皆可愛いから仕方がない。
ゆらぎ荘もキャラ数が多くて平等に出せないこと以外は、【バトル出来る】【ファンタジーな無茶展開が利く】【時間制限がまだ余裕】と、勉強では出来ないことが多いから全く不利じゃないむしろ有利なはずなんだ。
それでも勉強に巻き返されつつあるのは、【長編をバトルに充ててしまうこと】が原因と思われる。
守「本来ラブコメで、バトルはおまけ程度にしておけばいいのにな」
最序盤の軟派漢に幽奈さんが攫われた時はワンパン撃破で済んだからさ。
バトルに関しては本腰入れずに行くのだと思ってた。
ところがかるら様編でガッツリバトルやってびっくりした。
しかしこれも【尻敷き】以外見どころあったかと言われるとそうでもないので、
【あれ、バトルなくても良かったんじゃね?】というのが頭に浮かんでしまう。
正直な話、あの長編をもっと巻いて、
バレンタインをハンター×ハンターなりに『2/14 C』とかの個人回に充てても良かったと思う。
ゆらぎ荘を見ているこちら側からしたら、見たいのはバトル以上にお色気とラブコメなんだから。
つまるところ、伸ばさなくても良いものを伸ばし、伸ばすべきところを伸ばさない。
それが今回顕著に表れてしまった。
新キャラのトゥインクルスは確かに可愛い。見た目結構好みだよ。
ずばのろとしてももっと知りたいんだよ。単なる一過性のキャラで終わるには惜しいから!
でもゆらぎ荘ってたまにいるんだよ、一過性で以降全然出番がない子とかも!
女学園のお姉さまとか!
守「前例があるから怖いんだな」
この子たちはアイドルで、『お忍びデート』とかのドキドキイベントを作りやすい。
たまに興行か何かで訪れるとかも出来る。旅行先でたまたま遭遇とかも。
でもそれって、『そのキャラに魅力あるから出してほしい』という読者の心をくみ取ったら出る発想であって、人気が出ないなら出す必要はないわけで……。
【湯煙温泉郷フェスおしながき】
1『事の発端』
2『メンバー集め』
3『トゥインクルス登場』
4『会場にビビる』
5『猛特訓』
6『各メンバーを見てビビる』
7『トゥインクルスのプロ根性』
8『幽奈さんたちがこの状況をどうきりぬけるか!?』
9『大団円』
1『事の発端』
2『メンバー集め』
3『トゥインクルス登場』
4『会場にビビる』
5『猛特訓』
6『各メンバーを見てビビる』
7『トゥインクルスのプロ根性』
8『幽奈さんたちがこの状況をどうきりぬけるか!?』
9『大団円』
という順番なのですが、既に締めの手前にまで事は進んでしまった。
時を巻き戻すことは出来ない。
おわかりいただけるだろうか?
トゥインクルスの魅力を十分伝えるにはこの状況になる前に、前に!
何かしら幽奈さんとの接点を持たせなきゃあ駄目だったんです。
だって大団円もきっと「あなたたちもやるわね」と熱い握手して、
なんやかんや皆でお風呂入って、なんやかんやトゥインクルスのお色気シーン出して、それで終わりなんですから。
体も良いけど心も欲しい!!
2〜4が掘り下げポイントのはずなんです……もしくは5でアドバイスをくれるアライズ的なポジションなんです。
もしくは7で「聴くが良い、防人の歌をッ!!」と鼓舞する常在戦場ポジションなんです。
守「おい最後おかしい!?」
このイベントを通して誰がどんなリザルトを得るか……。多分だけど、誰も得ない。
例えば登場人物の誰かが「私も、アイドルやりたい」とか思うのであればこのイベントの価値もある。
でもこれってつまるところ【幽奈さんたちがアイドルしているところを見たい】という発想の発露で終わりそうなんです。
「じゃあ次行ってみよー」と切り返されていく感じなんです。
正直そんなの何度もやられたら困る。
単発話なら全然問題ないんですが、長編がこんなスカスカだと単行本の購買意欲も下がってしまう……。
頑張ってくださいミウラ先生! どうにかここから盛り上がってえええ!

ゆらぎ荘の幽奈さん 8 (ジャンプコミックスDIGITAL) -