成幸さんになるには千里の道も一歩より。
彼は『自分の要領の悪さ』という弱さを知っていて、それを克服してきた強者なのだから。
あらすじ
一般人目線から見た羨ましい限りのハーレムを築き上げる成幸さん。
嫉妬と怠惰を甘受する一般人に、あしゅみー先輩は彼の上辺ではなく深淵を覗かせる。
1:得意科目1位は最早当たり前
やはり天才。多分得意科目においては同年代で彼女たちに比類する者は存在しないでしょう。
その代わり苦手科目は壊滅的だけどな! 天は二物を与えないんだぜふぅうう!
守「それも凄いが、成幸さんも凄くないか? 【全科目70位/350人】って、並みの学生に出来ることじゃないだろ」
満遍なく勉強するだけの努力を怠っていない。生真面目な成幸さんが、夏休み中ハプニングあれどもきっちり勉強してきた証拠だね。
守「この夏休み中勉強を教えながら、勉強資料作成をして、更に自分の勉強もやる。一般人なら気も狂わんばかりの激務だな」
これは影の帝王ですわぁ。
2:久々のウルカニウムは全細胞沸騰案件
来たよ、待ってたんだ!! 君を!! ずっと!!!! 待ってた!!
ウルカニウムがここに来て供給!! ありがてえ、ありがてぇ!!
守「英語がさっぱりだったのに、70/200点なら上々だな。半端な英単語だけだとこんなに取れないはず」
『ちょっとおバカながら可愛くて人気の高い』当たり前だよなあ? この子が可愛くないとかいう奴は理想が高すぎるわ……。天元突破しとる。
守「久々の登場で忘れているかもしれないが、うるかちゃんは前回のお話で成幸と告白練習の際、下の名前で呼ぶよう約束させた」
それを今回、ひっぱってくる。
「つーん」←ここ好き
「つーん つーん」←ここ最高に好き
「えへへっ、えーっ
ずばのろはジャンプを壁に叩きつけた!!
「あしゃあい!!!」謎の奇声が部屋に木霊する!
ずばのろは顔面を手で覆い隠した!
「俺にもこんな青春が欲しかった!!!」青春兵器が言いそうなセリフを言っている!!
ずばのろは冷静になってもう一度読んだ!
「あ゛ん゛がわいいいいいいい」謎の奇声をあげてジャンプを床に叩きつけた!
守「もしもし黄色い救急車さん! 重病人です!!」
3:文乃さんの案件だけは公表不可
問題。もしも3人がそれぞれ、夏の思い出を公表したら?
大天使「夏に成幸相手に、告白の練習しちゃった」
うどん「エッチなムッツリスケベな人の一面を見ました」
鬼畜文系少女「一泊。旅館に泊まって、一つの布団に身を寄せ合って眠りました。勝ったのはワタシです。たっぷり」
圧倒的抜け駆け案件!!! 皆が知ったら淡い恋心が一瞬でハートブレイク必至!!
守「言っても問題ないだろうと思えるのは本当にヤバいな……『やましいことなかったから事情を説明すればいい』。というけれども、恋心を抱いている相手にそれは拷問だ」
姉弟ごっこ……うるかちゃん、信じるなよそいつの言葉を! でもここの屈託のない笑顔の「面白そ−!」には、サーバルちゃんに似た純粋さがある。
あとゲームと聞いて乗り気かつ「何故誘わなかった!?」というリズちゃん。ようし参加しよう、1つの布団に3人まとめて入ろうか。
今度こそ成幸さんの理性が壊れるがな!
4:成幸さんは3人の母。先輩は最大の理解者
この、せっせと3人のために頑張っている姿を、出来ないトリオが見たら惚れ直す。
でも成幸さんは見せない。いつもと同じく何食わぬ顔で接しては、出来た部分を褒めて、出来ない部分は付きっ切りで教えてあげる。
守「逆境ナインでも、スケベ心を巧みに操って成績を伸ばした奴がいた。が、成幸さんの場合はその下心という燃料もなしに頑張る」
父性よりも母性を感じるよ成幸さん……。そりゃあモテるわ。モテない方がおかしい。
彼を妬ましく思っていた奴らも、この姿を見て自分の至らなさを痛感した。
改心させたんだ。一言も言わずに人の心を書き換えた。これは主人公ですわ。
守「その頑張りを知っている先輩も良い立ち位置にいるな」
彼女の場合は本当に着実に、心絆されている感じが凄い……今はまだ『いじりがいのある後輩』扱いだろうけど、
いつか彼の逞しさに心動く日が着たらと思うとヤバいですね。その時彼女はどうするのか。気になります。

ぼくたちは勉強ができない 4 (ジャンプコミックス) -
今週のベストショット
・嬉しそうなうるかちゃん。
・「塾を……何だと思ってるんだ」の先輩の顔
・先輩の腋。
次号は海です!! 海!! 解放的な気分だぜえええええ!!
今外は雪だけどな!!
ラベル:少年ジャンプ ぼくたちは勉強ができない