守「おい。ずいぶん時間たったぞ?」
そらそうよ。待ってたんだもん。記事だけ見て映画を観た気になってもらうと困るからね。
皆さーん、銀魂はまだまだ絶賛放映中ですよー!
さて、映画の後半戦。紅桜編の感想をば。
全部書くと長くなるから成分的なものを書いていくとしましょう。
戦闘に関して。
銀魂は漫画だと、動よりも静が多く、どう動いているかがわかる反面スピード感が薄い。
アニメだとこれが一転し、原作で描かれた動作などの細かい指示のため、スピード感数倍増しの上に原作と違いがないという見事な作劇が魅力です。
これが実写になるとどうなるかというのが、一番の心配どころでした。
やっぱコメディと銘打っている作品でありますが、侍がいて宇宙人がいるなんて、そんなの殺陣なくして語れるわけがないですからね。今思えば、無用な心配でしたがね!
銀さんの殺陣は完璧です。素早い身のこなしとか複雑な動きとかも、実写の限界に近いものを感じます。
まじで原作に銀さんがいたらこんな動きで戦いそうという妄想を、120%の形で叶えてくれたわけです。
小栗旬さんの名演には感謝しかありませんね。
(個人差があります)
また、神楽ちゃんも股子も、夜兎VSガンカタという特濃のバトルアクションで作品に花を添えます。
足をぬるぬる滑るシーンは必見です。ターミネーター張りに神楽を追い詰める股子の動きも息を呑みます。
というか本編以上に美少女しているために、戦闘よりもそっちの方に意識を持って行かれても不思議ではない。
その場合はもう一回見ましょう!
岡田ニゾウ(漢字分からん)は、鼻に「ぷしゅっ」とやるシーンのシュールさもそうですが、
イカれた刀状態で銀さんと戦うシーンはやはり良いものです。
本気の銀さんとの戦いで見せる、剣戟と機械触手の合わせ技で、禍々しい雰囲気がビシビシ伝わります。
新選組からは土方。前座として岡田と戦うシーンもありましたが、短い尺の中でも、
まるで喧嘩のような奇襲や攻撃などをする、正統派とはかけ離れたバトルアクションが光っていました。
それぞれのキャラで戦い方が全く違うってすごいです。
最後は……これ言っても良いですかね?
特級のネタバレ行きますよ?
最後は高杉ですよ!!
これ一番びっくりしたのは私だけではないはずです!
紅桜編は漫画版からアニメになったときにはそこまで違いはなかったものの、
劇場版アニメで新選組を追加するなどの変更も可能な作品なのは知っていました。
ひとえに紅桜編の完成度の高さが故に出来た、多少のオリジナルをぶっこんだところでぐらつかない器がなせる業です。
しかし、この上に更なるオリジナル要素をぶっこむ。
それが高杉VS銀時の戦いです。
手負いも手負いな銀さんが戦うってなんか条件不利じゃね?!
とか思うも束の間、ガンガン動いて高杉を追い詰めます。
これがもう剣戟が少しで、あとは肉弾戦ですよ。
小栗旬が堂本剛と殴り合いをするっていうんですからネームバリュー半端ない。
まあこれアニメだと高杉何にもせず春雨の船に乗ってとんずらですからね。
若干の消化不良を起こしていた理由が、その溜飲が下がる思いでした。
次があるかわからない実写化なんですからここは派手に戦ってもらいましょう!
そんな心意気を感じずにはいられない!
今回は戦闘面での感想ですが、次回は脚本面での感想へ参りたいと思います!
ラベル:銀魂